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2021/11/28 | スタッフブログ

小さな緑の世界

こんにちは。水守店CAです。

・・・と言いたいところですが、こんばんはのお時間になってしまいました><

本日も多くのお客様がお越しくださり、当店賑わっておりました(*^^*)

お越しくださった皆様、誠にありがとうございました!

 

ところで、ショールームに苔アートが飾ってあることは皆様ご存知でしょうか?


こちら、実はお客様が作ってくださったものなんです!

風情があって素敵ですよね^^

お手軽サイズで和をたのしむことができて、毎日癒されています♪

 

こちらのガラス瓶に入っている2つは苔テラリウムと言うそうです。


 

苔テラリウムってなんだろう?と、ふと疑問に思ったので調べてみました。

 

※ 少し長くなります!

 

テラリウムとは、ラテン語の「terra(大地・陸地)」と「arium(場所)」を組み合わせた造語だそうです。

ガラスなどの透明で光が透る、かつ密閉されたケースの中で陸地の生き物を育てる方法のことを言います。

テラリウムの起源は、なんと19世紀のヨーロッパまでさかのぼります!

当時のヨーロッパでは、世界中の珍しい植物、有用な植物を探し求めるプラントハンターと呼ばれる人たちが存在していました。

アジアや中南米からもたらされる植物は、観賞用だけではなく、薬用や工業用に用いられるなど、高い価値があったそうです。

しかし、当時は船での輸送しか手段がなかったため、生きた植物を枯らさずに国に持ち帰ることは至難の業でした。

そこで、解決策として用いられたのが、「ウォードの箱」です。

イギリスの医師、ナサニエル・バグショー・ウォードは植物学にも大変興味を持つ人物であり、

密閉されたガラスケースの中に入っている植物から蒸発した水分が、結露して土に戻るということを偶然にも発見したのです。

その後、彼はシダや芝生をガラスケースに入れ、約6か月にわたる航海中、1滴も水を与えずにいるとどうなるか実験を行いました。

航海後、無事に植物が育っていることを確認することができ、密閉されたガラスケースの中では水分が循環し、

長時間水を与えなくても植物を育てることができるということを証明しました。

以降、多くのプラントハンターが植物の輸送のためにウォードの箱を使用するようになりました。

日本では、江戸時代に取り入れられたそうですよ。

ウォードの箱がどのようなものであったか気になる方いらっしゃいましたら、ぜひ検索してみてください♪

(記事を書くにあたり、wikipediaと苔テラリウムを販売している「道草」さんというHPを拝見しました。ありがとうございました。)

 

苔テラリウムは、最近流行っているものかと思っていたのですが、テラリウム自体は意外と歴史の長いものでびっくりしました!

小さなことでも疑問をもって調べてみると、勉強になりますし、面白いですね^^

お客様からいただいたかわいい苔たち、大切に育てていこうと思います♪

 

 

 

 

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