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2022/01/31 | スタッフブログ

1月31日

みなさん、こんにちは。水守店 営業の松永です。

 

1月もあっという間に過ぎていきましたね。
新春キャンペーンを行ったり、新型ステップワゴンの姿がオープンになったり。
東京オートサロンでは様々なメーカーがコンセプトとなる車両等を披露しました。
みなさんは新年始まってからの1ヶ月、振り返ってみていかがでしょうか。
また来月からも頑張っていくので、ホンダカーズ藤枝東をよろしくお願いいたします。

 

さて、1月31日って呼び名があるって知っていますか。
元旦は1月1日の日が昇ったとき、元日は1月1日の1日のこと。
正月は三が日のことだけと思われていますが、1月中は正月という区分になります。
ではそんな正月の最後は・・・晦日正月(みそかしょうがつ)といいます。
元々は毎月の月末を晦日(みそか、つごもり)と呼んでいましたが、現在は一年の最後の大晦日だけが残っているということです。

 

みそか は三(み)十(そ)日(か)で30番目という意味があります。
月によって31日だったり28日だったりしますがね・・・。
もうひとつ、つごもり という読み方もあります。
旧暦では、月末になると月が隠れて見えなくなる「月ごもり」から由来されています。

 

地域によってですが、晦日節(みそかぶし)という正月の晦日にお餅をつき神様にお供えして、松の内に行けなかった親戚を訪問する、というのもあるそうです。

大晦日に食べている年越しそばも、元は晦日にそばを食べるという風習からきています。

 

ことわざにも使われてるいるものがありました。
三十日(みそか)に月が出る
先ほどの月が隠れて見えなくなることから、ありえないことのたとえとして使われるそうです。

 

例えばなしもありました。
卵の四角 女郎に誠あれば 晦日に月が出る
卵に四角がないように、遊女が誠意をもって接するはずがないことのたとえ。

以前読んだ本にこれの起源ではないかと思われる話があったのを思い出したので、要約してご紹介したいと思います。
ちょっと長いので興味のある方だけお願いします。







江戸時代、ある町の栄えている店の主人が吉原の遊女を身請け(大金をはたいて妻に迎え入れること)した。
妻は美人で主人も自慢していて、二人は仲睦まじく周りから見てもうらやむほどだった。
そんな妻だったが迎え入れてから気になることがひとつだけあった。
妻のために用意した箪笥のひとつだけ厳重に錠をかけ、使用人や主人にさえ中身を教えてくれなかった。
月日も経ち、どうにも教えてくれない妻に主人も疑惑を持ち始めた。
江戸時代は間男などとの密通などが多く、それを隠していると思った。
妻に問いただしてみると、「そこまで疑われては観念するしかありません。お見せしましょう」。
箪笥の錠をあけ、中から出てきたのは仏具。
妻は「苦界に苦しい勤めに出た(仏家から出てきて遊郭に身を置き遊女として働くこと)時から深く馴染んだ男がおりました。将来は夫婦になることを約束し、女郎としての年季が明けるのを楽しみにしていました。
ですが若くしてこの男は死に、妓楼(遊郭)に抱えられている身では出家もできず、こころざしだけは消さぬよう頑張っていた。
そこにあんたが見初めてくれて身請けしてくれた。あたいのために大金をはたいて妻にしてくれたことを思うと言えず隠していた」と泣きながらに話してくれた。
それを聞いた主人は感じ入り、「そこまで心に決めた男がいたのは知らなかった。大変だったんだな。おまえのことを思えば自分の女房として置いておくことはできない。いさぎよく離縁するから得度して尼さんになりなさい」と優しく言ってあげた。
妻は離縁し旅立っていった。しばらく経ってから、この町のさほど離れていない場所でこの元妻は遊女の時の恋人だった男と示し合わせていた。
それを知った主人は「一芝居打たれた。まんまと一杯喰わされた」
「傾城(けいせい=遊女)に誠なし、とはこのことだな」

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