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2021/12/09 | スタッフブログ

F1の楽しみ方2

みなさん、こんにちは。水守店 営業の松永です。


先日のサウジアラビアGPはご覧になりましたでしょうか。
初のサーキット、シーズン終了間近というのもあり、荒れに荒れたレースとなりました。
赤旗中断2回、セーフティカー、バーチャルセーフティカーも複数回導入され、合計3時間もかかっていました。
チャンピオン争いをしている2台の激闘で、フェルスタッペン選手はペナルティを受けました。
今回でチャンピオンシップポイントはフェルスタッペン選手とルイス・ハミルトン選手(メルセデスAMG)と同点となり、次戦のアブダビGPで勝った方がチャンピオン、というわかりやすい結果になります。
また、残念ながらセルジオ・ペレス選手は決勝でクラッシュによりリタイヤとなり、コンストラクターズランキングは2位のままとなっております。

 

さて、私の前回の記事からの続きで、残り1戦楽しめるように魅力をお伝えできればと思います。
今回は全体のルール等です。


まず「F1=Formula 1」は、「規格」「形式」を意味し、定められた規格に沿って製造されたクルマで戦うレースです。
みんな同じ見た目をしているのはこのためですね。
寸法や素材まで規定されるために、開発の自由度が低いですが参戦するメーカーはその技術やブランドイメージを世界的にアピールできるので絶好の機会とも言えます。
本田宗一郎さんが「F1は走る実験室だ」と言ったこともありますね。
今年のF1からは開発費の上限が設けられ、各チームとの差をできるだけなくそうとしています。
莫大な投資ができるところばかりが色々なことをやれているのでは不公平ですからね。

 


ボディやウィング、ディフューザー
といったところが規定されています。
空気の力でダウンフォース(クルマを地面に押しつける力)を増やすことでコーナーを曲がり、直線では空気抵抗を小さくして最高速を出す、という真逆の特性を持っています。
ここの調整などで各チームによって直線が速い、コーナーが速いと分かれたりするんです。
一番レギュレーションで厳しく見られる部分でもあります。


決められているのはボディだけではありません。
エンジンにもルール(レギュレーション)があります。
2014年から1.6LのV6ターボエンジンとERS(=Energy Recovery System、エネルギー回生システム)が組み合わさっているハイブリッドシステムで、このシステムをPU(=Power Unit、パワーユニット)と呼んでいます。
Hondaがレッドブルとアルファタウリに供給しているのがこのPUです。
決勝のレースでは燃料も制限があり、ピットでの給油もレース中はできないために燃費も重要になってきます。
このPUは、年間レース内で3基まで という制限もあります。
これを越えたPU交換は決勝レースでペナルティを受け、決勝開始時のグリッド降格(後方スタート)になります。

 

F1のレース日程も毎回決められています。
金曜日に公式練習。各チームがFP(Free Practice、フリープラクティス)の60分間でコースに合わせたマシンのベストなセッティングを模索していきます。
FP1とFP2の2回、練習時間となります。時間内であれば何周走っても構いません。
FP1とFP2ではプラクティス用PUとプラクティス用ギアボックスが組まれます。
土曜日に公式練習と予選。FP3の60分走行の後、予選が始まります。
このFP3は予選・決勝で使用するPUとギアボックスに戻ります。
予選はそれぞれQ1、Q2、Q3(Qualifying、予選)あり、ノックアウト方式と呼ばれる順位決めをしていきます。
走行時間中にタイムを計測し、走行タイムの速い順に順位を決めていきます。
そのうち、Q1は上位15台がQ2進出。残り5台は予選落ちとしその時点での順位が決勝開始時のグリッドになります。
Q2では上位10台がQ3へ進出。
Q3で全台の決勝グリッドが決まります。
日曜日に各開催国のセレモニーを行ったあと、決勝レースが始まります。
このセレモニー、会場によって様々で、戦闘機の編隊飛行やパラシュートなどの航空ショーやサーキット上で歴代マシンの走行などを行っています。


前回の記事でも紹介したタイヤも規定があります。
現在のF1はタイヤメーカー「ピレリ(Pirelli)」から5種類のドライタイヤと2種類のウェットタイヤがあります。
その5種類のうちレースコースの特性に合わせて3種類選択され、柔らかさのレベルでソフト、ミディアム、ハードと分かれます。
このタイヤの規定で一番大変なのが一回のグランプリで使うタイヤのマネジメントです。
FP1~FP3、Q1~Q3、決勝と走行するなかで各セッションごとにピレリへ返却するセット数が決められています。
ハード2セット、ミディアム2セット、ソフト8セットあるのですが、ハードとミディアムの各1セットずつは決勝以外で使用することができません。また、ソフト1セットはQ3専用タイヤとなります。
一回のレース中に1回以上のタイヤ交換を行う義務があり、2種類以上と使用する必要があります。そのうちハード、ミディアムのどちらかを使用しなければなりません。

 

今回のGPでも見受けられましたが、レース中にも規則があり、違反するとペナルティを受けます。
・ジャンプスタート(反則スタート)の原因となった
・他の車両との衝突を起こした
・他のドライバーのコースアウトの原因となった
・他のドライバーによる正当な追い越しを妨害した
・追い越しの最中に他のドライバーを不当に妨害した

ペナルティには5秒、10秒、ドライブスルー、10秒ストップアンドゴーの4種類あります。
5秒、10秒ペナルティはピットストップ時に消化、もしくはレース後にタイム加算になります。
ドライブスルーは、ピットレーンに入りピットストップせずにそのまま出口へ通過していきます。
10秒ストップアンドゴーはピットストップして消化、もしくはレース後に30秒のタイム加算になります。

細かいペナルティなどはシーズンを通して垣間見る機会があるかと思いますので割愛します。

 

ここまで要約で紹介した規則ですが、もっと細かな内容をクリアしたうえでレースに臨んでいます。
レース中にもドライバーがペナルティを受けないように注意しながらチームは一丸となって動いています。
ここも理解していくとさらにレース展開などが面白く見えてきますよ。

 

次回は最終戦、アブダビGPは12月12日です。
ぜひみなさんでF1ホンダを応援しませんか!

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