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2022/01/22 | スタッフブログ

AMA-SX

みなさん、こんにちは。水守店 営業の松永です。

ダカールラリーに続いてまたバイクのレースのお話です。
アメリカで現在開催されている大人気のバイクレースをご存知でしょうか。
AMA-SXと呼ばれる競技です。


AMA-SXとは、AMA(=American Motorcyclist Assosiation)アメリカモーターサイクリスト協会が主催するモトクロス全米選手権のことです。
前回ご紹介したダカールラリーのようなオフロードを走るバイクでのレースです。
ダカールと異なるのが、スタジアムなどに人工的に土砂を入れ作られます。
オフロードコースをダイナミックなジャンプやテクニックを要するコーナーなどのエキサイティングなレースが人気となっています。
コースは3連ジャンプやウォッシュボードセクション(洗濯板のような凹凸が続く)やリズムセクションなど、通常のモトクロスでは見かけることが少ないショーアップ要素を含んでいます。


レーストラックは短く1周は約1分。タイトな上に幅が狭く直線区間も短いため、一番の見せ場がターンになってきます。
180°ターンが基本となり、スロットルコントロールとタイミングが重要になります。
ジャンプも重要です。ウォッシュボードセクションのいなし方や、35フィートや70フィートのビックジャンプを決め着地を正確にしなければいけません。
タイトなためにジャンプも次々やってきます。
ライダーの素早い反射神経と瞬時の判断が試されるレースです。

 

アメリカでは大人気で、毎回数万人の観客が観戦にきます。
スタジアム内なので天候も関係なく、コース全体も見まわせるのでコーラホットドッグ持って一日中いられるとのこと。
狭いコースなためにクラッシュも多く、ライダー同士で怒りをむき出しにする場面もあり、観客をさらに盛り上げる要素でもあるらしいです。

 

AMA-SXにも出場クラス分けがされています。
スーパークロス・・・メインとなるクラス。450SX(4ストローク450cc)と250SX(2ストローク250cc)とで分かれる。
スーパークロライツ・・・1つ下のカテゴリーで西地区と東地区に分かれる。4スト250ccと2スト125cc。
250SXフューチャーズ・・・アマチュアがプロ資格取得のために実装されたクラス。

 

大会のスケジュールは、
Timed Qualifying Practice
タイム計測予選。上位40名が進出します。
Heat Race
2組に分かれてヒートレースを行い、各組1~9位に入った計18名が進出します。
Last Chance Qualifier
HeatRaceで残れなかった者が参加。上位4名が進出します。
Main Race
20分+1周の決勝レース。


1月8日より毎週土曜日に開催しています。
1月8日にアナハイムで行われた第1戦。
Honda HRCは450SXでケン・ロクスンが優勝。チェイス・セクストンが5位。
250SXでハンター・ローレンスが3位となりました。

1月15日にオークランドで第2戦。
450SXでは、Timed Qualifying Practiceの2本目でのクラッシュが影響し、Main Raceではセクストンが9位、ロクスンが13位でした。
250SXでは、初めてオークランドを走行するハンターが2位フィニッシュでした。

 

次は本日、第3戦サンディエゴです。
現地時間は日本と17時間の時差があるため、日本では明日にはなりますが。
また、YoutubeではMonster Energy Supercrossチャンネルでレースの翌日にハイライトもアップされますので、まずはそちらがオススメです。
遠く離れた地ですが、一緒にHonda HRCチームを応援しませんか

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