F1 2023 第3戦 オーストラリアGP
みなさん、こんにちは。水守店 営業の松永です。
先日、F1 2023 第3戦オーストラリアGPが開催されました。
前日の予選でポールポジションを獲得したRedbullのマックス・フェルスタッペン選手に続き、2番手にMercedesのジョージ・ラッセル選手、3番手にMercedesのルイス・ハミルトン選手が並ぶという状態からのスタートとなりました。
スタート直後、3番手まで順位を落としたフェルスタッペン選手でしたが、7番手を走行していたFerrariのシャルル・ルクレール選手と8番手にいたAstonmartinのランス・ストロール選手の接触により、ルクレール選手がコースアウト、セーフティカーが導入されます。
4周目にレース再開になりますが、7周目にWilliamsのアレクサンダー・アルボン選手がウォールに接触しクラッシュ、再びセーフティカーになります。
セーフティーカーになればタイヤ戦略としてはピットインするのが吉とされるので、トップを走行していたラッセル選手や4番手にいたFerrariのカルロス・サインツ選手、Haasのケビン・マグヌッセン選手がピットインしタイヤ交換を行いました。
しかし、クラッシュによるデブリ(障害物)がコース上にあるため赤旗中断となります。これにより、赤旗中はピットレーン上でタイヤ交換が可能となるために、セーフティカーでピットインした3台は実質損をした形となってしまいました。
15分後、10周目にレース再開。再びスタートポジションから始まるスタンディングスタートでレース再開。1番手にいるハミルトン選手にフェルスタッペン選手が食いついていきます。
12周目にハミルトン選手をDRSを活用しフェルスタッペン選手がかわし、首位に出ます。
18周目にラッセル選手のマシンから白煙、炎上したためにコース上でストップし、バーチャルセーフティカーが導入されました。
19周目には解除され、ここからフェルスタッペン選手はハミルトン選手をぐんぐんと引き離していきました。
Redbullのセルジオ・ペレス選手はピットスタートの20番手から20周目時点で12番手まで上がっていき、9番手のAlphatauriの角田選手のトレインにかかります。
23周目には角田選手までをかわし9番手になります。
その後は順調にレースが進んでいきますが、53周目にマグヌッセン選手がウォールに接触し、セーフティカーが導入されますが56周目に2度目の赤旗中断となります。
レースは全58周になるため赤旗からのレース再開は2周のスプリント勝負になります。そのため全車がソフトタイヤを履くようになります。
57周目でスタンディングスタートでレース再開、全車が全開で勝負に挑みます。
サインツ選手とAstonmartinのフェルナンド・アロンソ選手が接触、ターン2の立ち上がりでAlpineのピエール・ガスリー選手とエステバン・オコン選手で接触し両車クラッシュ、Williamsのローガン・サージェント選手とAlphatauriのニック・デ・フリース選手が接触しリタイアとなり、再び赤旗中断となります。
最終周の58周目はセーフティカー先導でスタートになります。
フェルスタッペン選手、ハミルトン選手、アロンソ選手、サインツ選手、ストロール選手、ペレス選手、Mclarenのランド・ノリス選手、Haasのニコ・ヒュルケンベルグ選手、Mclarenのオスカー・ピアストリ選手、Alfaromeoの周冠宇選手、角田選手、Alfaromeoのバルテリ・ボッタス選手という順番に。
57周目での接触によりサインツ選手に5秒ペナルティが課せられ、セーフティカー中は追い抜きができなく、そのままセーフティカー先導のままレース終了となりました。
サインツ選手が12位に後退したことにより、角田選手は10位となり今シーズン初ポイント獲得となりました。
フェルスタッペン選手は優勝、同チームのペレス選手が5位となりチームとしてもポイントリーダーを保っています。
3度にわたる赤旗中断で長丁場のレースとなりましたが、ドライバーたちは集中力のONOFFの切り替えも大変だったのではないかと思います。
セーフティカーによるタイヤ交換の戦略もことごとく外れ、チームは終始振り回されっぱなしになっていました。
その中でもできるだけの仕事をして順位を確実に獲得したり、危機回避をしたり、タイヤマネジメントをしたりとチーム全体で動いたレースだと思います。
Mercedesの脅威もまた感じられるようになってきたのかな、と思うようなスタート後だったので今後のレースも油断ならないですね。
Astonmartinのアロンソ選手も今期は3連続表彰台にのぼっていますし、まだまだわかりませんね。
次回は4月30日、アゼルバイシャンGPです。
一緒に応援しましょう!